2018年3月21日水曜日

手作り望遠鏡

ファミスコを手作り鏡筒へ移植した件は話したが、実はもう1機手作り望遠鏡がある。私が80/560と呼んでいるのがそれだ。元々はビクセンのVOYAGER-S80Sという機種の鏡筒が壊れたものをジャンク品で入手したが、それのレンズ部を取り出して筒の部分を入れ替えたのだ。そうして口径80mmでFLが560mmの手作り望遠鏡が完成した。元の部品は黄色のレンズフードとプラスチック製レンズセルとレンズだ。このレンズは不思議なレンズで中心部に青く同心円状に映り込みが見える。ニュートンリングではないようだ。見た感じではレンズの研磨痕のように見える。こんな状態なのでさぞかし得られる像がわるいと予想したが、これが案外いい星像なので不思議だ。2枚目の画像のように開放では色収差が強く出るので、口径を絞ってやると最後の像のようにとても特徴のある画像が得られた。
タカハシだとかボーグなど有名どころの鏡筒はそれなりに情報や撮影結果がある。しかし、私が使っているような無銘(無名)の鏡筒やレンズはどこにも情報がない。だからこそこうした無名システムの情報に意味があると考えている。メジャーなシステムはその道のエキスパートにお任せすればよいのだ。







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