2020年2月21日金曜日

電視観望トライアル

以前から気になって何度か試行錯誤するが、上手く出来なかった事がある。それはウェブカメラで星雲星団を撮影する事である。難しいが原理的には可能だと考えてトライするのだが上手くいかない。世の中同じことを考える人はいるもので、既に実行してそれなりの成果を上げておられた。参考にさせていただき、私もやってみたが撮影条件の設定がなかなか難しい。それと普通の惑星カメラなどではダメで、それ用に作られた物か、改造しないと出来ない事がわかった。参考にした方はZ社のカメラを使用されていたが、私は安価なS社のを使用してやってみた。明るいオリオン星雲は撮影できたが、撮影対象により条件は大分変るようだ。以前に惑星を動画撮影したAR130のカメラでも挑戦してみたがその差は歴然としている。センサーの差もあるがカメラシステムの作り込みの差の方が大きい印象を受ける。

 S社のカメラ(センサーはIMX290)
 これで撮影したM42
AR130カメラで撮影したM42

2020年2月2日日曜日

ETX赤道儀の高緯度対応化

昨年高緯度の天体をGPS撮影で対応させたのだが、他のカメラでは当然対応できないのが短所だった。そこでETX赤道儀の三脚を高くして高緯度天体の対応能力を調べてみた。三脚を最大まで伸ばすと赤経軸までの高さを1350mmまでに出来た。安定性は損なわれるが、このシステムでは重い鏡筒は使わないので問題はない。テストは200mmのミルトルを使用した。EDではないがよくできた鏡筒で何よりも安価なのがいい。このシステムで赤緯で51度にあるM97を撮影してみたが、問題なく撮影が出来た。47度にあるM51も当然撮影は可能だ。ただ、GPSでの最高記録であるM81の69度は難しいかもしれない。

 高緯度対応したETX赤道儀
 ミルトルの200mmF4
M97付近
M51付近