2022年1月13日木曜日

デジカメ電子観望のリサーチ編

 惑星ウェブカメラを利用した電子観望は昨年試してみたのだが、センサーのサイズが小さいので拡大率が大きくなる。画角を広くしたい場合センサーを大きくすればいいのだが、ウェブカメラの価格は一桁違ってしまう。そんな状況で気になる情報が得られた。ASCOMドライバでデジカメをウェブカメラに出来るとある。そこで早速ジャンクカメラを仕入れて実験を始めたのだった。やってみたのだが、このドライバはまだ完成度が低いのか、テストプログラムではスナップショットの取得は成功したが、SHARPCAPでのライブビューの取得がエラーが出てうまくできない。不安定なこのドライバ経由はあきらめて、HDMIからライブビューを取得する事を試してみた。だがこれも撮影情報が乗っかるので大多数はNGである。第三の方法としてメーカー提供のソフトでウェブカメラ化ができるようだが、対象機種が比較的最新の上級機種に限られていて、所有する古い安物の機械では困難が予想された。結果は以下の通り。

1.ASCOMドライバ CANON,NIKON,PENTAXのカメラで試したところ、接続はできてテストプログラムでシャッターは動いたのだが、肝心のSHARPCAPから ライブビューができない。エラーが出て停止してしまう。EOS40D、EOS50D、D5000、KS1にて試した。

2.HDMI経由 所有している機種の多くは撮影した画像を参照する用途でしか対応していない。ライブビューが表示できても情報表示が邪魔になる。唯一PENTAXのKS1が使える結果だった。(下画像)



 

3.専用ソフト 対象機種ではないがCANONのEOS40Dと50DはEOS Webcam Utilityから接続ができてライブビューの取得ができた。これは意外な結果だが、とてもありがたい成果である。(下はEOS40Dの結果)