2022年12月17日土曜日

C5の性能

 AZ-GTEでは重量のある鏡筒は載せられないので小型軽量の鏡筒を入手しようと考えていた。丁度よさそうな物はと考えていたが、このシステムで127mmのマクストーフカセグレンの組み合わせがあるので、それ相当を狙うことにした。だがマクストーフだと用途が限られてしまうのでセレストロンのC5シュミットカセグレンに決定した。少し古い型だが入手はできて光軸も焦点外像で合わせて調整した。ミードのレディユーサーと組み合わせて800mmでテスト撮影した。特別素晴らしいとまではいかないが、まあ及第点内の結果は得ることができた。










2022年12月13日火曜日

114mmFL500mmの最終形

 単焦点反射の改造を重ねて最終形態まで到達した。この望遠鏡は主鏡の光軸調整機構がなく、接眼筒がガタガタで大幅な改造をした。接眼筒は付属のものはあきらめて手持ちの部品とボーグ部品でアレンジした。主鏡セルは他の望遠鏡から転用した。ファインダーは元々の位置では見ることもできないので後方にずらした。主鏡は放物面鏡らしいが、得られた像は短焦点のためコマ収差がひどくて周辺部は放射状に尾を引いている。苦労して改造した割には残念な結果だが、中心部はシャープなので眼視用なら使えるかもね。



2022年10月9日日曜日

舞茸が出てきた

 寒暖の差が大きくて過ごしにくいこの頃だが、秋は少しずつ深まっていく。庭に植えてある舞茸が発芽して大きくなってきた。他にも白舞茸やナメコ、クリタケを植えてあるがこちらはまだ発芽していない。メダカ池に目をやると浮草が水面を覆っている。何かに紛れて入ったのだが、すごい増殖力で一面浮草だらけになっている。野菜スペースはオクラが任務を終えてブロッコリーにバトンタッチした。

 





2022年8月28日日曜日

ISO6400比較

 天体写真に高ISOは有利だが、撮影素子のノイズもそれにつれて大きくなる。そのためISOは控えめに1600か3200ぐらいで撮影してきた。だが光害防止フィルターを付けると光の量が落ちるので、その上のISO6400を試してみる必要性がでた。比較的年式の新しい機種が高感度に強そうなカメラと予想できたのでテスト撮影してみた。結果は下の通りである。キャノンのカメラは使用していて分かるほど熱を帯びていた。マイクロ43が意外にも健闘している印象だった。

フジフィルムのXM-1 ノイズは少なく使用可能なレベルだと思う
キャノンのKISS X7 残念ながらノイズが多い

 
 PENTAXのKS1 使えるレベルだがXM-1の方がよさそうな感じ
OLYMPUS EPL6 使えるがノリズリダクションがかなり効いている印象
 

2022年7月27日水曜日

BORG100ED修復

 オークションでBORG100EDを入手した。この個体は前の持ち主が落としたらしくフードのトップリングが変形している。このリングの修復はあきらめて切断して取り外し黒いゴムスポンジで抜け止めをつけた。幸いレンズは傷もなくカビもない。だが金属鏡筒が衝撃で芯がずれていたので、プラハンマーでたたいて直した。光軸を確認したが概ね合っている。この個体は初期型のようで光軸修正のイモネジはついていない。ファインダーは倍率が高いが死蔵している組み立て望遠鏡とした。また使えるようになってよかったね。テスト撮影したがBORG単体では周辺が流れるので0.6倍のEDレディユサーと組み合わせて撮影してみた。この組み合わせはなかなかよいのではないかと思う。

 





2022年7月11日月曜日

かわとんぼ

 近くに川はないのだが、庭にカワトンボを見ることがある。以前にはイトトンボというのか3センチくらいの小さなトンボも見たことがある。今年見つけたのは6センチくらいの大型ので蝶のようにひらひらと優雅に飛んでいる。メダカ池もたくさんの生き物が寄り付いているのだなあ。今年のジャボチカバはものすごく花が沢山咲いていて幹が真っ白になっている。同じ仲間のグァバも開花していてハチが訪れていた。




 

2022年6月27日月曜日

マクロレンズ

 天体撮影は無限遠の距離にある被写体を写しているが、マクロレンズは逆で近接した物が対象で対極の関係にある。マクロ専用のレンズは1本あるがマニュアルフォーカスである。気軽に植物や虫などを狙えるAFマクロを狙っていた。手持ちのレンズでもマクロ付きはあるが、専用というかマクロ目的のレンズはなかった。私は背景のボケよりも解像力を重視しているので、有名なタム9ではなくシグマ90にした。実際にテスト撮影したが、マクロレンズの効果は見てすぐに実感できた。何というかすごく立体感を感じる画像が得られる。私の天体以外の常用レンズになりそうだ。






2022年5月28日土曜日

プチ工作

 望遠鏡を架台にセットするのも年のせいで大変になってきた。特に重い望遠鏡の場合はなおさらである。そこで取っ手ハンドルをつけようと思うが買うとなると結構な値段だ。そこでプチ工作で対策することにした。ホームセンターで買った杉の小角材をねじで止めるだけの単純な工作だ。所有している望遠鏡で重たいほうの20センチ反射、15センチ反射と10センチED屈折に取り付けることにした。実際に加工して取り付けたら、15センチ反射だけなぜかネジが1/4だった。他はM6なのになぜだろうか。とりあえずは所有しているパーツで間に合ったので事なきを得たのだ。これでセットアップもだいぶ楽になるといいがな。

 




 

2022年4月29日金曜日

ホワイトサポテ今年はどうかな

 ホワイトサポテは成ることは成るのだが、安定していないし収穫量も少ない傾向だ。原因は受粉樹にあることは明白だ。受粉樹として3本の個体を導入したが、今まで本に掲載されているような完全な花が咲いた事がなかった。小さな蕾のような状態でポロポロと落ちてしまう事がほとんどであった。それが今年は受粉樹のうちの1本が完全な開花をしている。スマザースとクシオは相変わらず良く開花しているので人工授粉をしている。どうやらアシナガバチも受粉してくれているようだ。今年は豊作だといいな。

例年は中央下の状態で落花してしまう
オシベが展開したバーノンの花
どのくらい結実するか楽しみだ
 

2022年3月31日木曜日

AZGTEの高緯度対応

 以前使っていた改造ETX赤道儀は三脚を高くして高緯度対応したのであった。これが壊れたのでAZGTEに切り替えたのだが、高緯度対応がやや不足している。M81,M82の撮影を試みたが屋根と干渉してしまう事が判明したのだ。解決方法を考えたのだが、手持ちの木材を使って腕木で高さを確保する事にした。これで改造ETX赤道儀よりも高緯度対応は改善されたが、構造的な問題で重いカメラとレンズは不安定なので、軽量なカメラとレンズの組み合わせに限られる。

腕木が傾斜すると構造的不安定さが増大する
200mmレンズでも余裕で撮影が可能だ
 

2022年2月26日土曜日

レンズのメンテナンス考察

 購入した中古レンズでAF方式のものが、内部にひどいカビがあったので清掃を試みた。このレンズはプラ部品を多用した軽量のレンズだが、AFのため電子基板が内蔵されている。またズームレンズなのでレンズ枚数が多く構造が複雑である。オールドレンズはカニ目工具で回してレンズを分解できるが、こちらは何と接着剤で直接固めている。後々メンテナンスする事は想定していないようだ。結果的に分解清掃はあきらめた。これに手ぶれ補正が加わると最悪でメンテナンスは不可能に近い。やっぱりメンテ前提ならば単焦点のマニュアルフォーカスレンズでないと無理だ。AFレンズはカビがない個体を入手することが鉄則である。

AF制御の電子基板があるレンズ
左がMFレンズで右はAF+手振れ補正のレンズ


2022年1月13日木曜日

デジカメ電子観望のリサーチ編

 惑星ウェブカメラを利用した電子観望は昨年試してみたのだが、センサーのサイズが小さいので拡大率が大きくなる。画角を広くしたい場合センサーを大きくすればいいのだが、ウェブカメラの価格は一桁違ってしまう。そんな状況で気になる情報が得られた。ASCOMドライバでデジカメをウェブカメラに出来るとある。そこで早速ジャンクカメラを仕入れて実験を始めたのだった。やってみたのだが、このドライバはまだ完成度が低いのか、テストプログラムではスナップショットの取得は成功したが、SHARPCAPでのライブビューの取得がエラーが出てうまくできない。不安定なこのドライバ経由はあきらめて、HDMIからライブビューを取得する事を試してみた。だがこれも撮影情報が乗っかるので大多数はNGである。第三の方法としてメーカー提供のソフトでウェブカメラ化ができるようだが、対象機種が比較的最新の上級機種に限られていて、所有する古い安物の機械では困難が予想された。結果は以下の通り。

1.ASCOMドライバ CANON,NIKON,PENTAXのカメラで試したところ、接続はできてテストプログラムでシャッターは動いたのだが、肝心のSHARPCAPから ライブビューができない。エラーが出て停止してしまう。EOS40D、EOS50D、D5000、KS1にて試した。

2.HDMI経由 所有している機種の多くは撮影した画像を参照する用途でしか対応していない。ライブビューが表示できても情報表示が邪魔になる。唯一PENTAXのKS1が使える結果だった。(下画像)



 

3.専用ソフト 対象機種ではないがCANONのEOS40Dと50DはEOS Webcam Utilityから接続ができてライブビューの取得ができた。これは意外な結果だが、とてもありがたい成果である。(下はEOS40Dの結果)