2017年1月28日土曜日

デジタルアイピースのテスト

デジタルアイピースという物を中古で入手できた。ネットでの評価はあまり芳しくないが、将来的に入手するCMOSカメラの開発テスト機と考えている。PCへの導入は簡単でWindows10ではつなぐだけで認識された。キャプチャーソフトはメーカーサイトではムービーメーカーを推奨しているが、他のソフトでも問題なく画像を取り込める。いよいよ望遠鏡に取り付けてテストしてみる。例によって近所の電柱に向けてみた。ピントは合わせることができたが、意外に倍率が高い。手持ちのアイピースの像と比べると、7mmくらいの倍率と思われる。ただし視野はアイピースよりも狭くて、約半分くらいしかない印象だ。実際に天体へ向けてテストをしたいが、やはり最初は月からがいいだろうと考えている。だけど今日は新月なので来週だね。望遠鏡はETX-90の方が相性がよさそうだ。70だとかなりピントノブを回さないとピントが合わないので面倒だ。画像はETX-90に装着したデジタルアイピースとキャプチャーしてる状態である。ゴミが写り込んでいるので、掃除しなくては。




2017年1月22日日曜日

星野撮影道具の作成

望遠鏡にカメラを固定する手段がない。鏡筒にバンドをはめて雲台を取り付けるように考えていたが、不要なアイピースを改造して取り付ける方法も考えた。実際に取り付けてテストしてみたが、バランス的には好ましくない。ただ、ガイド撮影ではなく固定撮影を考えているので目標天体へ向けてから取り付けて30秒撮影できればいい。いつかテスト撮影をしてみようと思う。蜜柑類が色づいてきたので何個か収穫した。伊予柑と駿河オレンジと八朔で、今年は大きくてよい実がついている。特に伊予柑は例年よりも巨大なのができた。



2017年1月15日日曜日

撮影道具を揃える

本来の目的は望遠鏡ではなく、星野撮影であった。今の状態ではまだ道具的に不足している。そこで今回撮影用の道具を何点か注文した。拡大撮影アダプター、カメラのTリング、リモコン、雲台の4点だ。これで一通りの撮影はできる準備が整った。望遠鏡のアライメントのテストもあれから何度かやってみて、概ね方法を確立できた。ベランダ観望の手順としては三脚を水平にセットする。次に望遠鏡を三脚に固定する。アライメント方法はワンスターかツースターで行うので、鏡筒の水平と方位をセットする。アライメントは最低倍率のアイピースで行う。この手順でおおむね満足のいく設定ができる。この他ドットファインダーの調整をしておくこと。イージーアライメントは視界の狭いベランダでは使いにくい。
今日毎年恒例の神社詣でをしてきたが、山の頂上にあるので雪が積もっていた。たいした積雪量ではないが、吹く風は冷たくて下山時には雪がまた降り出して前がみえないほどだった。




2017年1月4日水曜日

望遠鏡の導入テストその2

昨日の実験でETX-70の導入精度の再現性について疑問がわいたので、追加で試験をしてみることにした。同じようにやってみるがどうも再現性というか、アライメント間のばらつきが大きい。何度か実行してコツがつかめてきた。水平は水準器で合わせればよいが、北の方向は磁北よりほんの少し東へ向けること。セッティングばらつきは大きいので、アイピースの倍率は低く設定したほうがよい事がわかった。この他にワンスターとツースターのアライメントもやってみた。最初の設定がよければ、ワンスターでもさほど導入精度が悪くなるとは思えなかった。2星で合わせてもドンピシャとはならない。
アイピースといえば、現在の手持ちのアイピースは画像のようになる。バローレンズがあるので種類は少ない。もっぱら重宝しているのがC社のズームアピースで像の品質も良く各種倍率が1本ですむのでとても便利だ。このアイピースでカバーできない範囲を個別に購入している。私が少年の頃はOrとかKなどは高価でなかなか手が出ない代物だった。望遠鏡付属のHとかHMというアイピースを使っていた。現在は事情がだいぶ違うようだ。一般的なものはプローセルというタイプで、昔も少数あった記憶があるがこんなに普及していなかった。このアイピースは40mmを購入して確認したが、鮮明な像でクリアだが、ブラックアウトしやすい性質で使いにくい印象を持った。SRとかKはブラックアウトは気にならないが屈折望遠鏡だと、色が乗りやすい。どんな種類がいいのか、今後の検討課題である。

追加
ETX-70とETX-90の動きを見て思ったのだが、架台の外観は似ているが、内部構造は大きな差があるように感じた。ETX-70の方は動きが速いように見受けられるが、その分精度が劣る。内部にあるギヤの物が違うかもしれない。ギヤの歯数が少ないと動きは速くなるが、細かな精度は出ないと思う。ハード的な問題でなく制御ソフトの問題の可能性もあるが、こちらの問題であれば497にすれば改善されるはずだ。海外のサイトなどから内部構造の画像を確認するとメカ的には同じ構造のように見える。ギヤの大きさも同じだし、制御基板も同じようだ。PEの場合はかなり異なっているようだが、105、125のものなので、90は同じではないかと思う。


2017年1月3日火曜日

望遠鏡の追尾性能確認

自動導入の問題は昨年末に行った調整とテストで明らかになった。次に自動追尾のテストをしてみることにした。前回と同様にアライメントをしてみたが、ETX-90は日付の取得がうまくいかないようだ。年が変わったためか分からないが、手動で入力して進めた。前回同様に補正をかけずに設定して金星を導入させてみた。今回は視野中央部付近に自動導入できた。手持ちのアイピースで最高倍率の約150倍で自動追尾させた。5分経過して確認してみると、少しずれたが視野内には入っている。この調子ならば10分から15分くらいは自動追尾できそうだ。次にETX-70をテストしてみる。今回は補正なしだと結構ずれたので手動で視野に入れた。この機械はETX-90と比較するとコントローラが簡略化されている部分もあるようで導入精度は劣るのかもしれない。ただ、この機械はセンサーがないので手動設定の誤差かもしれない。追尾のほうは最高倍率の70倍で追尾させたが、こちらも視野から外れるような事はなかった。ただ追尾の状態をみると結構ぎこちない動きという印象を受けた。3月ごろにはコントローラのバージョンを497に替える予定なのでETX-70も同じような性能になるだろう。
画像はベランダで追尾テスト中の両機。

追加
ETX-90には等倍ファインダー(レッドドット)がついているが、これの位置調整をしたことがETX-90の導入精度向上の理由ではと考えられる。ファインダーはLNTモジュールについているので、ファインダーと鏡筒の位置があっていれば鏡筒とLNTも当然合っているということではないか。LNTモジュールの調整方法について疑問を持っていたが、これで納得ができた。