2019年5月18日土曜日

球状星団いろいろ

よく観えるだとか、よく写るなど普段何気なく使ってしまう言葉であるが、そもそも比較対象と基準が明確ではない。一応基準の光学機械は決めてあるが、内容は客観的な基準があるわけではない。そこで球状星団の出番となる。球状星団は大きく見えるものは月よりも視直径が大きいω星団から大きな望遠鏡でないと星が分離できないものまであるようだ。光学機器の能力査定に使えるかもと思い、いくつか撮影してみた。M13のように大きくて見栄えするものから、M53のように小口径だと星に分離が難しいタイプもある。傾向としては当然口径が大きい方がよく解像しているが、レンズや鏡の出来具合で前後する場合もある。それとカメラレンズの解像力は望遠鏡のそれよりも低い。こうして並べてみるといろいろなパターンがあると思う。基準機は60mm屈折(ファミスコ改造)である。基準としただけの事はあり、よく解像している。

M3 150mm反射
 M13 60mm基準機
 M5 60mm基準機
 M12 60mm基準機
 M53 102mmED屈折
M92 60mm基準機