2018年9月11日火曜日

ベランダ撮影の要件

これまでのテスト結果を総括してみると、やはり高ISOで短時間露出も限界が見えてきた。ベランダからは北極星は見えないので、正確な極軸合わせが難しい。だが、この設定はとても重要なので、なんとか近似的に最適な方向を再現性あるやり方で決める工夫が必要である。何度かの試行錯誤を経て、概ねこの方向でセットすればよい場所を特定できた。その効果は絶大で、分単位の露出が簡単に安定してできるようになった。ベランダなので毎回同じ位置へセットできるが、野外だとこうはいかないであろう。現在どこまで露出が可能かテストしている段階である。目安として200mm以下なら5分までいけそうだが、実用的には3分くらいか。400mmだと90秒から120秒くらい。720mmでもテストしてみたが、60秒でも流れは目立たない。この設定で撮影すると下の画像のようなのが得られる。当然今までで最もよい結果である。これでいろいろなレンズや鏡で、様々な天体を撮影していける。

400mmでのアンドロメダ
           720mmでのアンドロメダ
720mmでのM33(回転花火銀河)