2017年4月30日日曜日

今年も母の花が咲く

枯れてしまったかと思っていたが、母の花は今年もきれいに咲いてくれる。この家を建てた頃に実家から移植した赤いガーベラだ。母はこの花が好きで実家の周りにたくさん植えていて今も毎年花を咲かせている。他にもピタンガの花が咲きだしてきている。Rayo小屋の周りの黄色のモッコウバラもきれいだ。4,5年前に購入したブドウのヒムロッドにようやく花芽が出た。品種によって花芽が出にくい品種があるようだ。紅富士なんかは1度も花芽がつかずに枯れてしまった。10年以上育てたデラウエアも昨年突然枯れてしまったので、ブドウは現在スチューベンとヒムロッドの2本になってしまった。





2017年4月29日土曜日

赤道儀モードの評価

赤道儀モードの評価を続けてきたが、ここらで一応の評価をしてみたい。アライメント方法については、赤経方向は概ね最適なセット位置を割り出すことができた。赤緯方向もだいたいはつかめたが、もう少し改善の余地があるかもしれない。今回は12.5mmのアライメントアイピースを使用して100倍の倍率で追尾の状態を確認してみた。追尾速度を方位パーセント値で調整して丁度よい数値としても60秒くらいが限度のようだ。この最適化後に実際にテスト撮影をしてみた。現在所持している最も厳しい条件の300mm望遠レンズで撮影して100秒くらいまではなんとか使える事例があった。ただし、30秒でも流れてしまう事もあるので、同一画像を複数回撮影したほうがよい事がわかった。固定撮影だと10秒くらいなので、GPSで20秒、赤道儀モードで60秒から90秒くらいが目安になる。この露出のおかげで固定撮影では映らないか、かすかにぼんやりとしか映らなかった星雲や球状星団が写るようになってきた。





2017年4月23日日曜日

中間結果まとめ

毎日が試行錯誤の連続であったが、なんとなく方向性というかポイントが絞れてきた。
DSで木星のCCD撮影を試みて、撮影自体はできたのだが画質は全くよくない。月面と同じでピントが出ない。ラックギアがプラで接眼装置がショボいせいもあるが、球面鏡の特性による事はこれではっきりした。眼視ではそれほどひどくないのだが、平面に投影するとよくない。
O-GPS1はうまくはまる方向と全然ダメな方向がある。センサーを微動するのでメカニズム的な制限なんだろう。撮ってみないとこれがわからないのは困ったものだ。露出の目安としては固定の2倍程度とこの印象は変わりない。
赤道儀モードは固定の4倍はいけそうだ。何度も試行錯誤して最適設置ポイントが絞れてきた。赤経方向のズレはかなり改善されてきた。あと赤緯方向のズレを最適化すれば、6倍程度までは改善できる目途はついた感じだ。






2017年4月15日土曜日

今年の開花

このところ星ネタが続いたが、庭の植物も開花してきている。例年に比べて2-3週間遅れているが、確実に花を咲かせている。特にりんごのメイポールは見事な花を咲かせている。果実は小さくて生食には向かないが、花はとてもきれいだ。他にもスタンレープルーンの花もよく咲いている。昨年は毛虫に食われてしまい収穫できなかったが、今年は採れるといいなと思う。プラムは先週ぐらいに開花が終わり、小さな果実がついているのがわかるようになった。この他昨年のイチゴのクローンが野生化して花を咲かせている。ブルーベリーも一部の品種が開花しだしてきた。






2017年4月13日木曜日

木星を撮る

昨日はカメラ調整する時間もなく、気象条件も良くなかったのでCMOSカメラで再度木星を撮影してみた。色が変だったのと、拡大が不足と感じたのでバローレンズで2倍に拡大してみることにした。今日の天気は最高で、月さえなければベストの条件だ。カメラ単体で撮影してみると、色は昨日よりよくなっている。写りも昨日より全然いい。バローをつけてみるが、カメラに映らないのでピントを少し動かすと像が出てきた。高倍率なので、ぐらぐら揺れてピント合わせが難しい。画像処理すると大きいだけに見ごたえのある画像ができた。デジカメは重たいので、カメラをつけると位置がずれて何度もやりなおしたので、こちらのほうが全然使いやすいし、センサの低照度対応も良好なので画像もいいね。ベストショットと言える画像が撮れたのだ。



2017年4月12日水曜日

ベストな選択は

ETX90の赤道儀モードを詳細に検証してみた。セッティングして複数の対象を200mmで30秒からテストしてみた。時折失敗もあるが、おおむね60秒までは追尾できているようだ。GPSユニットの2倍くらいは露出が稼げそうだ。ただし、光害がひどいのでフィルターがないとISO値を上げることができない。月がでているせいもあるが、せっかくの60秒をむだにできない。CMOSカメラの準備ができたので、木星のテスト撮影をしてみた。カメラの細かい調整はしていないので、やや赤みががった木星が撮影できた。小口径機なりによく写っていると思う。





2017年4月9日日曜日

O-GPS1の実力は?

1回目のテスト撮影で思わしくない結果になったO-GPS1だった。モニターに表示される露出可能数値より短い時間設定でも流れてしまう。機能しているのか疑わしいのでさらにテストしてみた。200mm望遠で固定撮影の2倍程度の30秒からスタートした。40秒、60秒と変えて撮影してみた。30秒はなんとか点に見える程度に収まっている。40秒、60秒は明らかに流れている。対象で30秒固定で撮影してみたが、これは相当流れている。動作はしていて一定の効果はあるようだが、固定撮影の2倍程度が目安となるようだ。使用するカメラ機種や、撮影する方角で違いがあるようだが、微妙な性能ということが分かった。100mm以下の低望遠までで使うのが正しく、追尾と併用はしないほうが成功率が高い。




2017年4月6日木曜日

晴星雨修理

この頃の時間の過ごし方は、晴れていれば星の撮影、雨や曇りの時は望遠鏡修理というパターンが続いている。望遠鏡が壊れるのは困ったことだが、そのたび色々なアイデアを試して修理している。今回のETX70の故障も致命的ではないが、かなり難しい修理になった。この機械はプラをふんだんに使用しているので、タッピングスクリューで止めている所はすぐにねじ穴が駄目になってしまう。今回の故障も経度方向のギヤを固定する部分がきかなくなって、クラッチがうまくつながらないのが原因であった。最初はよくわからなくてクラッチ板の押し方を調整していたが、ギヤを確認すると押した分逃げてしまっていた。これでは回転しないのも当然だ。この機械はメカ的にはDSなので、クラッチを使う意味があるのか疑問である。DS式にノークラッチで固定式でもいいのではないか。赤道儀モードで使うことを想定してこの形式にしたのかもしれないが、この追尾状態なら必要ないね。ついでに緯度方向のメカも分解して確認し、レンズも取り外して清掃を実施した。






2017年4月4日火曜日

ETX70はDSだった

赤道儀モードのテストやら、アストロトレサーのテストをしているのだが思ったような成果が出ない。追尾を切っても星が流れてしまう。露出は30秒くらいなので追従できていいはずなのだが。ETX90の赤道儀モードの方がよい結果が出ている。今日はETX70の赤道儀モードもテストしていたが、突然変な音がしだした。DSの件もあるのですぐに中止して状態を確認した。音は変だが動きはするので、ギヤが欠けたのではなさそうだ。分解に取り掛かってすぐに解体はできた。底面のカバーを外すと、何だか見慣れたものが出てきた。この前修理したDSのギヤケースと全く同じものがついている。海外サイトで見たETX70の内部の状態と大分違う。製造時期によって中身が異なるのであろう。それでもウォームホイルはDSよりは大型のものを使用しているようだ。販売価格はDSと大差ないのでやむを得ないのかな。結論としては内部メカがDSなのでETX70も経緯台モードで使う方がよさそうだ。70の電源は9Vなので駆動するのもつらそうな感じで動いていた。






2017年4月1日土曜日

本命の登場

ETXの赤道儀モードで苦戦しているが、本命の準備も進めている。それはカメラのGPSユニットである。このGPSユニットやカメラのセンサー情報を利用して星の動きを追尾する優れものである。使い方はキャリブレーションが必要で少々時間がかかるが、望遠鏡のアライメントよりは簡単である。レンズや方位などの環境にもよるが、1分以上の露出を期待できそうだ。今日は残念ながら晴天は期待できないが、明日に向けて十分なシミュレーションを実施できた。この他デジタルコンパスの機能もあるので、アライメントする時に便利だ。アナログのコンパスやスマホのコンパスは精度がいまいちで困っていたのでちょうどよい機能である。どのような性能かテスト結果が楽しみである。とりあえずはDSに搭載してテスト撮影をしようと思う。DSのギヤ調整をしている時に鏡筒の体重測定をしてみたのだが、本来の114mm鏡筒1.8キロに対して100mmの鏡筒は3.8キロもあった。このシステムは搭載重量を3キロ以下に抑える必要がありそうだ。





497調整

アメリカから497オートスターが届いた。もちろん中古品だが外観から、ほとんど使用した痕跡は認められない。ETX70に接続してバージョンをみると2.0gと出ている。バージョンの履歴からすると2000年ごろ作られた物のようだ。今まで死蔵していたなら、17年の間どこかにしまわれていたのだろう。そのためか調子がよくないところがある。キーパッドの一部のキーが反応がよくないのと、導入精度が非常によくない。PCとつないでバージョンを色々変えてみた。最新版だと4.3Egだが、これは操作方法が少し違っていて使いにくいので最終的に2系の最終版の2.6Edにした。導入精度がよくないのは、他のコントローラのパラメータと合わせたら改善された。おそらく方位パーセントの数値が1%なのが影響していたと思われる。昨日赤道儀モードでシミュレーションしてみたが、正常に動作するようになってきた。未使用の電子機器でもあまりに古いとうまく動作しないことがわかった。ただ継続して使っていると次第に動作が改善されてくるのがわかる。この497はETX70に使うように考えている。494は修理したDSに使う事にする。このDSもテストしてみたが、音が大きい以外に動作の問題はなさそうだ。