2024年4月28日日曜日

デジアイピースのバッテリー劣化

 デジアイピースのKDE-20Dを久々に使ってみたのだが、いくら充電しても起動して2-3分でバッテリー切れとなってしまう。バッテリーの経年劣化と思われるが、KDE-20Dはバッテリーは内蔵で後で交換できるような構造にはなっていない。ばらして内部を調べてみるとスマホのバッテリーを小さくしたようなタイプが入っている。規格は300mAhで3.7ボルトと書かれている。こんな特殊なバッテリーは入手が難しいので、電源を外付けに改造してみた。丁度良い乾電池ホルダーが手元にないので直列4本で4.8ボルトで試してみた。電源を入れると規格から外れているが起動はする。パネル枠で基盤上のマイクロスイッチを押して動作をセットする仕組みであるが、これを元通りに組み立てるのが小さいために難しい。何度も組みなおすうちにケース枠が壊れてしまった。面倒なのでパネル枠をテープでゆるく固定して使えば使用上問題はない。ただこのシステム自体あまり高性能ではないので、ここまで改造して使う価値があるかと言われると微妙である。機械が故障すると分解して修理するという本能のまま時間を費やした結果である。





2024年3月19日火曜日

隠れた名品

 先日安価だったのでポチッてしまったレンズがMAMIYA-SEKOR ULD C 300mm F5.6である。このレンズは情報もないので詳細は不明なのだが、ULDとあるのでどうやらEDレンズと思われる。入手した個体はカビやバル切れはなくきれいな状態だった。古いレンズなのであまり期待はしていなかったが、アダプターを追加入手し三脚座を流用してテスト撮影に臨んだ。その結果かなり優秀なレンズであることが判明した。開放だとコマ収差が目立つので一段絞ると各種収差が目立たなくなる。その解像力は驚きで、私が持っている300mmのトップクラスではないかと思う。それはM3球状星団の分離状態で判断できる。普通のカメラレンズだとぼやけた団子のように写り、星に分離できるカメラレンズは希少だ。その解像力は天体望遠鏡レベルといえる。開放でF5.6という、あまり明るさをがんばらない設計がよかったのではと考えている。 






2024年2月28日水曜日

いつもと違う植物の風景

 今年は暖冬のせいで植物がいつもと違う状態で春を迎えようとしている。桃の花がもうすぐ咲きそうな今日なのだが、李も開花の準備をしていると同時に結実している。年末のころに開花した花が何個も既に結実して大きくなってきているのだ。洋梨も同じ頃開花して実がついたのだが、こちらはその後の寒さのせいで落ちてしまった。ホワイトサポテも2月から開花していて、受粉樹のバーノンもちらほら咲き出しているが、受粉が出来ないから結実は難しいかもしれない。今年は春が2度訪れたような変な光景が見られる。あとガーデンシクラメンが定着したようで今年も花が咲きそうだ。







2024年1月17日水曜日

架台インターフェイス作成

 中古セレストロンのNexStar4SEを入手したが、三脚は付属していない状態だった。これは想定済みというかむしろその方が手狭なので好ましい。ただ使うにはやはり三脚はあったほうが使い易いので、AZ-GTEの三脚へ乗せるように接続部を自作することにした。三脚用の穴が3か所開いていて、ボルトのサイズはUNCの3/8インチネジだ。AZ-GTE三脚へは3/8インチ板付きナットを使って接続する。これをCADで図面を作成して加工した。加工と言っても合板のカットと穴あけの単純な加工だ。板付きナットの部分が底面と干渉するか心配したが、底の中央部分がへこんでいるため丁度良い事になった。早速取り付けてセットアップしてみた。軽量な鏡筒なら問題はなさそうだ。