2023年3月29日水曜日

69年物

 カメラレンズで500mmのキャノンレンズをフローライトの誘惑に負けてポチってしまった。F値が5.6なので90mmフローライト相当で、何と1969年物のレンズという事になり50年以上前のレンズとなる。所有しているレンズでも最古の物かもしれない。経過している年月を考慮すると外観は相当くたびれている。レンズも中玉のあたりにクモリが発生している。クモリは分解してセリウムで研磨したら落とす事ができた。どうもコーティングの劣化と思われる。組み立てて無限遠を調整してテスト撮影に臨んだ。丁度今頃高度が上がってくるM3の撮影で性能を見てみた。その結果解像力の点では望遠鏡にはかなわないし、カメラレンズでもこれよりいい結果を示すレンズもあるので年代相応といえる残念な評価となった。さすがフローライトで色収差は少ないのだが、残念ながら解像力の点でそうなってしまった。

購入時の満身創痍の状態
清掃と調整を完了
特に悪い所はなさそうだが特別良いとも言えない微妙な結果だ。
90mmと考えるともう少し解像してほしい。

2023年3月4日土曜日

C5の整備

 以前購入したC5の状態だが補正版のクモリやミラーの状態があまり良好ではない事がみてとれたので、分解整備する事にした。前のオーナーがいろいろ改造したようだが、その影響か内面反射もあまり良好ではないようだ。なぜか補正版のセルにナットを接着剤で固定してあるのでこれを剥がして黒塗装した。筒内部も植毛紙を貼ろうかと思ったが、以前やったことがあるが貼りにくいのでテープでやることにした。影武者という艶消しテープを使ってみたがベタつきもなくてよさそうな感じだ。組み上げてシリウスの焦点像で光軸を合わせた。レーザーコリメーターで概略合わせたのだが、大分ずれがあるのがわかる。最終的には恒星で合わせないと駄目という教訓どおりだ。





 


2023年3月1日水曜日

春の予感

 庭の木々にも春の装いが見えてきている。李と杏には蕾が見えてきて今年は李の花が昨年よりありそうだ。ビワの木は安定していて毎年収穫ができている。山桃は剪定の仕方を変えたら花芽がつくようになった。枝先を切り込む剪定はNGなのが判明した。