2019年2月6日水曜日

LX-90簡易赤道儀化

所有している望遠鏡で最大の口径はLX-90の200mmである。これで昨年は惑星を撮影したが、今惑星は明け方に位置していて出番はない。星雲星団に使用するには2000mmの焦点距離がネックになる。レデューサーで焦点距離は約1200mmまで短縮できるが、経緯台なので追尾に問題がある。そこでLX-90を簡易的赤道儀にする事にチャレンジした。メーカー純正の市販品もあるのだが6万円もする高額商品である。要は架台の設置を傾斜させればいいので、自作してみることにした。24mmの厚い合板で作成したので非常に軽量で丈夫な上加工も簡単だ。角度をつける部分は液晶テレビの壁掛け金具を流用した。最も耐荷重の高い製品で、LX-90の自重13Kgに対して15Kgの耐荷重性能である。それでも構造的に心配なので側面を鉄板で補強している。これで先日テスト撮影をしてみたが、口径が大きいため素晴らしい結果が得られた。設置方法を改善すれば微小天体の撮影に威力を発揮しそうである。

 傾斜設置構造
 側面を鉄板で固定し補強した
さすが200mm大口径

2019年2月5日火曜日

年々増えるフキノトウ

数年前に植えたフキに毎年早春フキノトウが出るのだが、今年はいつもより数が多い気がする。乾燥している環境なのでフキにとってはいい場所でないかもしれないが、適応できたのだろうか。山菜として利用価値のある植物なので重宝している。
最近500円の望遠鏡と300円の望遠レンズを入手したのだが、整備してテスト撮影したが、なかなかいい画像だと思う。むろん何十万もする機材にには及ばないが、これはこれで価格以上の効果を創出しているといえる。望遠鏡は中国製で口径が76mmのFLが700mmとよく見かける仕様の反射望遠鏡だ。星像からみると球面鏡だと思われるが、口径なりに解像している。望遠レンズはコシナというメーカーの製品で、ネットでもほとんど情報はない。F値が8と少し暗いのだが、撮影してみると色収差のにじみが目立たない画像だ。ズームのクリープ現象もない優れたレンズだと思った。この趣味もかければ底なしにお金がかかるが、これらの機材を見るとお金をかける事ばかりではないとつくづく実感する。


 増殖するフキノトウたち
 整備後の500円望遠鏡 接眼部や鏡筒バンド、光軸修正などかなり手を入れた
 望遠レンズはカビもなく整備の必要なし(SUPER COSINA 100-500mm)
 望遠鏡の画像 星像は球面鏡らしい特徴のある形だが悪くないと思う
望遠レンズの500mm側で撮影 いやな青、赤のにじみはない