2021年3月29日月曜日

組み立て天体望遠鏡の性能は?

 組み立て天体望遠鏡のレンズ性能を確認するためいろいろ検討していた。本体を下手に改造すると元に戻せないので、どうしようかと考えていたらボーグの36EDの鏡筒を利用する方法を思いついた。レンズが2インチとM42のアダプターに丁度収まり36ED鏡筒につけるとピントも出た。定価10万円以上する鏡筒に2000円に満たない望遠鏡のレンズの何ともアンバランスなシステムの完成だ。試しにM42を撮影してみたが安価なレンズと思えない画像が得られた。周辺部は少し流れるけど、中心部はちゃんと星が点に写っているのがすごい。今までいろいろB級な光学系を試してきたが、星をきちんと点に写すことは大変だという事がわかっている。高価なレンズでも三角形や菱形に変形したり、鳥が飛んでいる姿になったりと点にはなかなか写らないものだ。