2018年2月28日水曜日

春を迎える花

実家の池の近くにある花壇に今年も見事な福寿草が咲いている。フキノトウとともに春を呼ぶ花と言われている。フキノトウと違いこちらは毒草で食べられないけれど。
ガイドスコープとして60mm径の420mmを2本所有している。KenkoのSWⅡPC望遠鏡と、もう一方は改造品で元のメーカーは不明だ。改造品の方は金属鏡筒で重たいのでガイドスコープとしてはやや不向きだ。ガイドスコープなので、実際に撮影する事はないのだが比較のため撮影してみた。おそらく2本ともレンズメーカーは同じではないかと思われる。それほど似通った画像の特徴を示している。2本とも分離式のアクロマートだがプラスチックリングで分離している。またそのリングが厚いので明るい星を見るとゴーストが発生する。これを取り除いてアルミ箔で分離するように改造して撮影すると画像はかなり改善された。色収差は強く出ているが、画像としては先のミラーレンズと比較するといい部類に入ると思う。





2018年2月25日日曜日

ピント合わせの新兵器

ピント合わせはなかなか難しい作業で、再現性や客観的基準という点で問題があった。それを解決する方法としてバーティノフマスクを使用する事にした。これはスリットを通した回折像で合わせる方法だ。画像のように均等な回折像にすればピントが合ったと判断するという事である。所持しているレンズで最も合わせにくい、K社のミラーレンズの500mmF8でテストしてみた。その結果として、このレンズでは収差のため星が点像にならず、おむすび型ないし、三角形に写ることが判明した。これは天体写真用としては使えないレンズと判定できる。





2018年2月22日木曜日

DS2114鏡筒の改造成果は?

昨年の話題として、DS2114鏡筒の補正レンズを撤去する改造をしていた。結果はどうだったのかを定かにしていなかった。このシステムは球面鏡で焦点距離はおよそ410から420mmと思われる。球面鏡なので中央部はいい像だが、周辺へ行くと像が流れてしまう傾向にある。実際にM42を撮影してみると中心付近はいい画像である。拡大すればアラは見えてくるが、悪い画像ではないと思う。今後記載するシステムの中には収差の影響で、中心部でも星像が点像でなくていびつな形に変形している事例もある。それを考えるとこのシステムは十分許容できる範囲にあると思っている。





2018年2月15日木曜日

赤道儀の自動化

昨年の入院前に、ETXの制御システムを移植して赤道儀の自動化をしたのであった。今年になってその第2章として、GP赤道儀の自動化を行った。といっても既に実績のある方法でEQ5GOTOを取り付けただけである。プラ部品に一部寸法が合わない箇所があるが、見た目にはこだわらない性格なのでビニールテープ固定で済ませてしまった。中古購入のGPだが、よく整備されてきた個体ではないので一部で動作が固い部分があるようだ。それでも何度かシミュレーションと調整を繰り返して動作するようになった。やはり最近のシステムなので20年近く前のETXとは導入・追尾の精度は格段に違う。今年はこれらの赤道儀を使用して所持している望遠鏡の性能を確認している。