2017年10月15日日曜日

ETX70移植手術その1

ETX70の架台が壊れたので、制御システムを別のハードウェアへ移植する事を考えた。DSのモーター制御を移植した事例は見たことがあるが、ETXはどうなのだろうか。まず移植に適したハードウェアを検討した。ギヤによる全周駆動なので自然と赤道儀になった。安価なハードとしてGX9000という望遠鏡に注目した。このシステムは買ってはいけないとか言われている望遠鏡でオークションでも不人気である。1000円でもなかなか売れないし、送料の方が高くて2000円くらいかかる。だがほしいのはこの鏡筒ではなく赤道儀である。この赤道儀は両軸ともウォームギヤによる全周駆動である。GX4000など下位機種は赤緯が部分微動と思われる。競合もなく落札して届いたので組み立ててみた。アイピースが31.7なのはありがたい仕様だ。赤道儀は華奢だが、2キロまでなら余裕で稼働できそうだ。ETXのモーターは非力なので軽量でないと駆動できないという理由もある。折角なので鏡筒も光軸修正や清掃をして土星を見てみた。その印象は確かにコントラストが少し弱い感じがするが、球面鏡だけど普通に見える望遠鏡だと思う。以前に購入したDS2114の114mmと比較すると、GX9000の方が像がシャープでよく見える。バローレンズで焦点距離を稼いでいるのと、鏡でF値を伸ばした違いだと思う。記念撮影で月を撮影してみた。球面鏡なので写真は苦手だが、よく写っていると思う。





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