2017年1月4日水曜日

望遠鏡の導入テストその2

昨日の実験でETX-70の導入精度の再現性について疑問がわいたので、追加で試験をしてみることにした。同じようにやってみるがどうも再現性というか、アライメント間のばらつきが大きい。何度か実行してコツがつかめてきた。水平は水準器で合わせればよいが、北の方向は磁北よりほんの少し東へ向けること。セッティングばらつきは大きいので、アイピースの倍率は低く設定したほうがよい事がわかった。この他にワンスターとツースターのアライメントもやってみた。最初の設定がよければ、ワンスターでもさほど導入精度が悪くなるとは思えなかった。2星で合わせてもドンピシャとはならない。
アイピースといえば、現在の手持ちのアイピースは画像のようになる。バローレンズがあるので種類は少ない。もっぱら重宝しているのがC社のズームアピースで像の品質も良く各種倍率が1本ですむのでとても便利だ。このアイピースでカバーできない範囲を個別に購入している。私が少年の頃はOrとかKなどは高価でなかなか手が出ない代物だった。望遠鏡付属のHとかHMというアイピースを使っていた。現在は事情がだいぶ違うようだ。一般的なものはプローセルというタイプで、昔も少数あった記憶があるがこんなに普及していなかった。このアイピースは40mmを購入して確認したが、鮮明な像でクリアだが、ブラックアウトしやすい性質で使いにくい印象を持った。SRとかKはブラックアウトは気にならないが屈折望遠鏡だと、色が乗りやすい。どんな種類がいいのか、今後の検討課題である。

追加
ETX-70とETX-90の動きを見て思ったのだが、架台の外観は似ているが、内部構造は大きな差があるように感じた。ETX-70の方は動きが速いように見受けられるが、その分精度が劣る。内部にあるギヤの物が違うかもしれない。ギヤの歯数が少ないと動きは速くなるが、細かな精度は出ないと思う。ハード的な問題でなく制御ソフトの問題の可能性もあるが、こちらの問題であれば497にすれば改善されるはずだ。海外のサイトなどから内部構造の画像を確認するとメカ的には同じ構造のように見える。ギヤの大きさも同じだし、制御基板も同じようだ。PEの場合はかなり異なっているようだが、105、125のものなので、90は同じではないかと思う。


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