それでは小型反射望遠鏡の内部構造を観察してみよう。鏡筒の長さは300mmほどであるが、焦点距離は700mmと表記されている。これは内部にバローレンズがあるはずだ。分解してみるとやはり接眼筒の元口にあった。副鏡支持ガラスは単なる青板平ガラスで特殊なものではない。コーティングもされていないようだ。主鏡の光軸調整装置部分のプラスチックセルが割れて壊れている。接着剤とプラリペアで補修して使えるようにした。オリジナルのTANZUTSUと比較してみると、オリジナルの方は主鏡の光軸調整装置は省略されている。組み立てて、光軸を合わせてテストしてみると、酷く歪んだ星像が撮影できた。かつてミラーが腐食したミラーレンズがこんな感じの星像だったので、あれに勝るとも劣らないひどい画像だ。これはどこまで改善できるか予想がつかない。
分解した部品 中央左がバローレンズ
副鏡支持ガラス
セルが壊れていた
元祖TANZUTSUと記念撮影 TANZUTSUは600mmなので小さい
この状態でのM42 星像が歪んで変形している。
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