2018年8月17日金曜日

ズームレンズの分解整備

今の時代、ズームレンズが主流である。昔はズームレンズは画質が劣り、単焦点レンズの方がよかったと記憶している。単純な好奇心で200mm-500mmの超重たいカビだらけのズームレンズを1200円で入手してしまう。ズームレンズは構造が複雑でレンズの枚数や群数も多い傾向があるので、今まで敬遠していた。その観察は正解であった。
このレンズはホーローねじ(イモネジ)を多用しており、しかも古いのでほとんど錆が出ており、おまけに接着剤をつけてある最悪のレンズである。このため完全に分解はできなかった。およそ9割がたばらせて清掃はできたが、絞りは上手く動かなくなった。絞り開放でも、対象は天体なので大きな問題はない。今まで単焦点レンズは何度も分解清掃したが、今回は非常に苦労してやっと組みあがった。そして今回のテスト撮影に至ったのである。正直、古い時代のズームレンズなので結果は全く期待していなかった。しかし、この予想は裏切られた。得られた星像は単焦点レンズに負けていないのである。苦労が報われたのはよかったが、教訓はズームレンズには手は出さないという事である。








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