2014年8月3日日曜日

疑惑の苗木

こんな風に書くと、懸命に生きている樹がかわいそうだが、これには理由がある。熱帯果樹の苗木はどのような方法で入手しているかである。六平の場合入手方法は主として2種類ある。ネットオークションと通販である。どちらのルートでも「ライチー黒葉」などときちんと商品名は表示されている。それを信頼して購入するのだが、成長するにつれてどうも文献や、ネットで調べた性質と違う印象を受ける場合がある。元々特殊な植物なので、育成経験の浅い人は冬に枯らせてしまう事が多いと考えられる。かくいう私も実験で何本もだめにした経験がある。ただしこのデータ(経験)があるので、今は枯れることなく越冬している。こうした事情から問題が大きくならないのかもしれない。ネットでも何々という品種で購入したが、実がつくと別の種類だったということは時々見かける。私の購入した樹も例外ではない。第一にリュウガンとして購入した写真1の樹だが新葉が展開すると、どう見てもライチに見える。次にホワイトサポテのバーノンで購入した樹は、今年も開花したが花の形態が文献と異なる。受粉しても実がとまらないので、おそらく花粉のない品種ではないかと考えている。受粉樹として購入したので、これでは大いに困った事になる。株の変異という事もあるが、同一の提供先の他の苗木も文献と性質が違うので、別の原因が考えられる。本当に信頼できる店から購入するのが一番の対策であるが、それがわかるにはとても時間がかかるのだ。


2 件のコメント:

  1. 植物は見分けが難しいね。前アルゼンチンで、犬のプードルだともって買った生き物が実はフェレットだったてニュースがあったよ。。。そんなまさか。まったく見かけが違うじゃないかね・・。http://rocketnews24.com/2013/04/08/314285/

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  2. この場合は、外観から判断することは難しい。実際花が咲いて、結実してみないとわからない。そこが難しいところで、わかりゃしないやと思われてしまうのではないかな。ホワイトサポテの場合比較する対照もないし、正確に判定するにはDNA鑑定しかないだろうね。

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