2023年5月18日木曜日

SE-AT100N修理苦戦中



 電源が入らないジャンク品という名目で出品されていたSE-AT100Nを入手した。届いた商品を確認してみたら電源は入り問題はなさそうだ。これはラッキーと思いテストしてみたのだが、追尾機能は壊れていて全く実用にならない。水平がどうの方角がどうのというレベルの問題ではない。西から東へ追尾しているのでどんどん目標天体から離れてしまう。仕方ないのでばらして内部を確認してみると、角度制御はDCモーターにエンコーダーを使っている。この水平方向の赤外LEDが切れているようで発光していない。この部品は壊れたミードの機械から移植してエンコーダー自体は機能するようになった。ただし入手した個体は大分古いようでファームウェアがアンドロイドのSynScanで上手く制御できない。手持ちのハンドコントローラだとブライトスターアライメントは機能したが、2スターアライメントは正常に制御できない。この機械の最新のファームウェアは入手できないので完全な修理は難しい状況になってしまった。まあ、それでもエンコーダーが治ったので星が西から登るような状態は回避できるようになった。導入や追尾の精度はこれから検証はしてみるが、軸のギヤの歯数は80なので同60枚のミードのETXに近い結果が予想され期待はできないだろう。

水平軸のエンコーダー この上にプラ製のギヤが乗る
赤外LEDとフォトトランジスタ
ハンドコントローラで制御する

赤外線は目で見えないのでスマホカメラで確認した

ギヤの歯数は80で両軸同じ


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