2017年2月25日土曜日

DSとETXの性能差

DS-2114を入手できたので、昨日から光学系と架台の点検清掃を行った。この機械は星野撮影の自動導入に改造して使おうと考えている。電源は入った、オートスターも接続できた。望遠鏡の設定を変更してアライメントシミュレーションを行った。正常に動作しているようだ。今日はドライブトレーニングを実行して、ファインダーの調整をした。夕方になり実戦でアライメントしてみる。正常に実行できたが、どうもETXと動きが違う印象を受けた。コントローラはETX70の494を使ったので、機械ハードウェアの違いと考えられる。導入も追尾も、動きが大雑把で精度がよくないと言うのが正直な感想だ。ETX70と494の組み合わせよりよくない感じだ。497との組み合わせでよくなるか検証の必要はある。価格は販売当時6万円くらいなので、ETX70と大差ないがその性能差は大きい。もっとも、今回の使用目的では大きな影響はないと思う。
架台は主要構造部をダイカストとしてあり、しっかりしたつくりだが、片持ちフォークなのでバランスはETXより悪い。光学系は114mmのニュートン式だが、球面鏡なので接眼筒先端に補正レンズがある。今度月面を見て周辺部の像を確認してみようと思う。ピント調節は一般的なラックピニオンだが、これも動きが雑で調節しにくい。三脚と架台はまあまあだが、鏡筒はチープなつくりだ。値段を考えればやむを得ないが、とても残念な点である。この鏡筒も今回の目的では使わないので関係ないのだが。
中古品で付属品はほとんどなかったが、1点すごいのがついていた。純正の2×バローレンズが接眼部にささっていた。一瞬おおっと思ったがしかし、このレンズは一般に市販されている物と大きく異なり、総プラスチック製である。その重量感からレンズもプラスチックではないかと思われる。そういえば接眼部のキャップがないのでそこにさしておけば、ちょうどよい代替え用途となる。






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