2014年2月16日日曜日

栃餅作り

昨年末に餅作りをしたのだが、例年作成している栃餅が作成できなかった。原因は単純で、栃の粉が入手できなかったからだ。私の居住地は温暖なため、栃の樹は生育していない。よく購入する店は北隣の県から仕入れていたらしいが、入手が困難になっているらしい。栃の実は山栗のような形状だが、丸い形をしている。県境に近い県北部では自生しており樹も見たことがある。ただし栗と異なりアクが強いためそのままでは食用にできない。流水にさらしたり、灰アクにつけたりとても手間がかかる作業と聞いている。インターネットで探すと東北地方の県で通販しているので、取り寄せてみた。開封してみると粉の状態ではなく、皮むきした実がアク抜きして入っている。今日これで栃餅を作成してみた。餅作成は成功して、おいしい栃餅ができた。他にも欧州産の栃(マロニエと呼ばれる樹)の粉もあったが、国産にこだわったのだ。



2 件のコメント:

  1. おーうまそう!栃が入手困難、県西部ではあまり育たないのは知らなかった。

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  2. 欧州産のはフランスやブルガリアが産地との事。栃の実はアク抜きが難しいが、ドングリは比較的簡単にできるらしい。理由はアクの成分が水に溶けやすいタンニンだけか、水に溶けにくいサポニンなどを含んでいるからしい。ドングリでパンやクッキーなども作れるらしいが、どんな味がするのだろう。縄文時代から続く伝統食文化なんだね。

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