2019年11月15日金曜日

カセグレンの光軸修正は難しい

これまで気になっていたが、なかなか入手できなかったカセグレン鏡筒を入手した。それはSPACIA800というカセグレン式の望遠鏡だ。ネット情報はあまりないのだが、どちらかというと否定的な意見が多いとの印象だ。実際にこれでテスト撮影をしてみるが、やはり良い星像は得られない。何度も光軸修正してやるのだが、全く改善されないのであきらめてきた。今回は完全に分解して清掃して、副鏡の位置も正確に調整して組み立てたが改善はされない。ダメ元で恒星の焦点内外像で調整してみた。実はこれが当たりで、なんとか見るに耐えるくらいまで改善できた。ニュートン式はアイピースやレーザーで合わせていい星像が得られるのだが、カセグレンは最終的に焦点像で調整しないとだめだ。でもいい教訓が得られたと思う。この望遠鏡の印象はピカイチではないが、そこそこの画像は得られる。ただし、私のようなシロートには扱いが難しいシステムである。

焦点像で調整する前 星が膨らんで歪んでいる
 SPACIA800鏡筒(口径100mm FL800mm)
主鏡部
 副鏡は50mmもある。
改善後の星像 大分星像が小さくなった。

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